気仙沼市の宿泊情報をリアルタイムで! | 変幻自在 合同会社

気仙沼市の宿泊情報をリアルタイムで!

抜群のロケーション、新鮮な食事、心も癒す天然温泉など、気仙沼には沢山の素敵な宿泊施設がある。ビジネスユーザーの要望にも応えられる。しかし、「まずスマホで検索」の今、気仙沼へ宿泊を望むユーザーへアプローチできる宿泊施設は限られている。もちろん、宿泊施設はWEBの可能性は感じているのだが、高齢化や人的リソース不足などの理由で手が回らない。そんな状況を打破するため、「気仙沼市のリアルタイム宿泊情報サイト」を立ち上げた。

泊まれるのに、泊まれなかったサラリーマン

東京から気仙沼へ出張するサラリーマンがWEBで気仙沼の宿を探したが、訪れた旅行会社サイトはどこも満室だった。仕方なく車で約1時間、新幹線の駅がある街で宿を予約した。もちろん滞在中、毎日通勤が1時間になることを覚悟。そして、いざ気仙沼で仕事をするなかで、実際は宿に空室があること、さらに確認したWEBサイトには掲載されていない宿が沢山あることを知った。これは両者にとって機会損失の状態である。

気仙沼市のリアルタイム宿泊情報サイト_変幻自在合同会社

検索ユーザーのニーズに応える情報

日本の主要検索エンジンである、YahooとGoogleにおいて「気仙沼」に関連するキーワードは時期に変動はあるものの、年間でおよそ60,000回の検索回数がある。(※1) それらのキーワードのうち、「気仙沼 ホテル」「気仙沼 観光」など、宿を利用する見込みがあるキーワードはおよそ20,000回が検索されている。(※2)

気仙沼市のリアルタイム宿泊情報サイト_変幻自在合同会社

そのような検索キーワードに対する結果は、広告枠に大手旅行代理店サイト、自然検索結果には宿の公式サイトなどが並ぶ。一見、情報としては満たされているように感じるが、旅行代理店サイトに掲載するには宿が広告費を払わなければならない。実際、掲載している宿でも手数料が高いため、「次回は直接電話予約いただければ割引します」と宿泊客に伝えるケースも少なくない。そもそも、広告費を潤沢に捻出できる宿は掲載できない。

当然、気仙沼に土地勘がないユーザーにとっては、そこに掲載されている宿が全てだと思ってしまうため、掲載施設が満室=気仙沼の宿は全て満室だと思う。場合によっては、検索結果にある宿の公式サイトで空室を確認することもある。しかし、その作業は検索ユーザーにとっては非常にストレスになる。何件あるかも分からない宿の公式サイトを1つ1つ確認し、空室状況が載っていなかったり、スマホにあった表示レイアウトになっていなかったり、そうなると面倒くさくなり前述のサラリーマンのような結果になるだろう。

(※1,※2)Yahooキーワードアドバイスツール、Googleキーワードプランナーから抽出

    検索ユーザーのニーズに応える必要条件

  • 1サイトに多くの施設情報があり、問い合わせできる。
  • 空室状況が確認できる
  • スマホでも見やすい

掲載施設に負担のなく更新する仕組み

ご夫婦や少人数で営んでいる宿はWEBに手が回らない。パターンとしては、WEB活用の手段が無い(ホームページなどを持っていない)、または手段はあるが活用方法がわからないかどちらかになる。そこで、手段を持たない宿は「気仙沼市のリアルタイム宿泊情報サイト」の個別施設ページをWEB活用の手段に利用してもらう。活用方法がわからない宿には、集客ツールの1つとして利用してもらう。なお、個別施設ページからは公式ホームページへの導線を作ることで、本来持っていた公式ホームページの活用に少しは役立てて頂ければと考えている。

また、ポータルサイトの生命線となる情報の鮮度を保つため、各宿には空室状況を更新してもらう。しかし、更新方法は出来る限りシンプルかつ、簡便でなければならない。特にWEB活用に慣れてない宿、担当者の方々が口頭、または資料を見ながら更新ができる仕様だ。至った手段としては、Googleカレンダーを◯、△、☓で空室状況を更新してもらう。

更新作業はそれだけだ。ユーザーからの問い合わせは、電話のみで直接宿へ確認、予約をする。これはユーザーのデバイス、宿にとっても新たに対応窓口を増やす必要を無くすために考慮した結果だった。電話であれば、全ての宿が既存対応で足りる。

実際に、大手旅行代理店サイトに掲載している宿では、それ専用の管理システムを利用しなければならず、全ての宿泊状況と照らし合わせながら対応をするために予約のダブルブッキングなどが発生してしまうこともあるという。

そのような背景から、「気仙沼市のリアルタイム宿泊情報サイト」からの窓口は電話に限定した。

気仙沼観光コンベンション協会様のサポート

「気仙沼市のリアルタイム宿泊情報サイト」の運営にあたっては、気仙沼観光コンベンション協会様(以下、コンベンション協会)に多大なサポートをして頂いている。中でも、PCやオンライン環境にない宿に対する更新作業だ。そのような宿の窓口をコンベンション協会が対応し、Googleカレンダーを更新する。

同じ目的を持つ企業や団体同士が手を組み、現状の仕組みではカバーされてない情報を必要なユーザーに届けるという観点では、地方を盛り上げていくには必要なことではないろうか。

気仙沼市のリアルタイム宿泊情報サイト