コロナウィルス感染拡大を防止するため、全国的にテイクアウト需要が高まっています。
首都圏では、Uber Eatsさんなど大小さまざまな企業がサービス提供をしながら自粛環境を支えている状況です。
一方、そのようなサービスが対象外となる地域では、配達の希望に対して情報やデリバリーなどのインフラ、さらに全体を回すノウハウや人手が不足しています。
首都圏と違い、移動の中心が車の地域において飲食店の客数減少は、タクシー利用の低下に大きく影響します。つまり、自粛によって経営の危機に立たされているのはタクシー会社さんも同様で、その度合いは首都圏よりも大きいという側面もあるのです。
こうしたジリ貧の状態を何とかできないかと考え、弊社が共同で開発したテイクアウト情報検索のプラットフォーム「BenTo Go」を活用し、気仙沼市内でデリバリーサービスを開始することにしました。
「BenTo Go」は、飲食店様とテイクアウト情報検索ユーザー向けに大きく2つの特徴があります。
まずテイクアウト情報を発信したい飲食店様には「スマホで簡単・無料・スグに公開」という環境で、無料でインターネット上に情報掲載ができます。
背景として、テイクアウトをはじめたけれど、インターネットを活用した発信まで手が回らないという悩みに答える機能を備えました。また、不慣れな方向けにチャットで使い方などのサポートができる環境をご用意しました。
一方、テイクアウトを検討しているユーザー様には、ボタン一つのクリック(タップ)で、近くの登録された飲食店のテイクアウト情報(画像・価格など)を知ることができます。これは、「どこで、どんなテイクアウトがいくらで販売しているのかスグに知りたい」というニーズに答えて設計されています。
気仙沼市内のデリバリー需要に答えるため、2020年の4月後半から開始した新サービスです。料金は、飲食店から配達先までの距離で算出し、4kmまで500円、以降は1kmごとに100円が加算する仕組みになっています。
2020年4月28日付 三陸新報より引用
今回、「デリバリー BEXI」と「BenTo Go」の融合により、地域資源を活かしたデリバリーインフラ構築と試運転がはじまりました。
地元タクシー会社がもつ情報収集力と交通インフラサービスに加え、データ管理と発信能力を備えたプラットフォームによる、低リスクでスピード感のあるデリバリーインフラづくりのモデルケースを目指します。
気仙沼をケースモデルとして、デリバリーサービスを運営する企業様へ、プラットフォームとノウハウの無償提供を検討しています。今後は対応エリアを広げて、さらに多くの方のお役に立ちたいと考えています。